2025/04/19
ダイエットを頑張っているけど、なかなか成果が出ない…。そんな経験をされたこと、ありませんか?
「食事も気をつけてるし、ウォーキングもしてるのに…」とため息が出る方へ、今日はひとつだけ、とっておきのアドバイスをお届けします。
それは、「筋トレをしてから有酸素運動をすること」。
この順番、実はとっても理にかなっているんです。ちょっとした工夫ですが、これを取り入れるだけで、あなたの脂肪燃焼効率がぐんとアップするかもしれません。
まず、私たちの体が運動でエネルギーを使うとき、最初に使われるのは「糖質(グリコーゲン)」です。これは筋肉や肝臓に蓄えられていて、体を動かすときにすぐに使えるエネルギー源として働きます。
筋トレなどの無酸素運動では、このグリコーゲンを集中的に使います。筋肉に負荷をかけると、ぐんぐん糖を消費していくんですね。
そして、ここが大切なポイント。
筋トレを終えた体は、糖をある程度使い切った状態になります。つまり、「次に燃やすエネルギーをどこから調達しようか…」と体が考えはじめるわけです。
そのとき、脂肪をエネルギー源として活用しやすい状態に入ります。
これが「脂肪燃焼モード」。
つまり、筋トレで糖を使い切ったあとに有酸素運動を行うと、最初から脂肪がエネルギー源として優先的に使われるようになるのです。
この仕組みを、専門的には「グリコーゲン枯渇→脂肪酸代謝の優先化」といったり、「EPOC(運動後過剰酸素消費量)」という考え方と合わせて説明されることもあります。
ちょっと難しい言葉ですが、要は「順番を変えるだけで、燃える体になれる」ってことなんです。
たとえば、朝の出勤前に軽くスクワットやプランクをしてから駅まで歩く。
夕方、買い物ついでに自転車ではなく歩いて行く。その前に、少しだけ家で筋トレをする。
これだけでも、脂肪燃焼に大きな違いが出てきます。
筋トレの内容も、本格的でなくてOKです。
スクワットを30回。プランクを30秒2セット。膝をついた腕立て伏せを10回。
それだけでも、グリコーゲンはある程度消費され、「脂肪燃焼スイッチ」が入る状態に。
その状態で20分ほどウォーキングやゆったりしたヨガ、ストレッチ、軽い家事などをすると、ただ体を動かすよりも効率よく脂肪が使われるんです。
もちろん、継続が大事。1回だけで劇的に変わるわけではありません。
でもこの順番を習慣にして、数週間続けてみてください。きっと「ん?なんか引き締まってきた?」と感じる日が来るはずです。
それに、筋トレを先にやることで交感神経が活性化されて「やる気スイッチ」も入りやすくなります。結果的に、その後の有酸素運動もサボらずにできるという利点もありますよ。
そしてもう一つのポイントは「無理をしないこと」。
筋トレも有酸素も、たくさんやることが正解ではありません。
毎日10分でも15分でも、自分のペースでできることを少しずつ続けていくことが、体型改善への近道。
焦らず、でも着実に。今日よりも少し、明日の自分を好きになれるように。
筋トレしてから歩く。
それだけで、脂肪が燃えやすくなる体が手に入るとしたら…。
明日から、少しだけ試してみたくなりませんか?
あなたの毎日が、より健康的で軽やかになりますように。
小さな一歩が、きっと大きな変化につながりますよ。