2025/04/14
「体を温めると痩せやすくなる」──この言葉、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。確かに体温が1℃上がると基礎代謝が10〜13%ほど上がるとも言われており、ダイエットにおいて「冷え対策」や「温活」が注目されているのも納得です。お風呂や岩盤浴、温熱機器やカイロ、腹巻きなど、体を温める方法もたくさんあります。
しかし、ここでひとつ大切な視点があります。それは「体重が減ること」と「脂肪が燃えること」は、必ずしもイコールではないということです。汗をかいて体が軽くなったように感じても、それは一時的に水分が抜けただけのことが多く、肝心の脂肪はまだそこにしっかりと残っているかもしれません。
では、脂肪を“本当に”燃やすには、どうしたらよいのでしょうか?
その鍵を握るのが、「ホルモン感受性リパーゼ(HSL)」という酵素です。HSLは脂肪細胞の中に蓄えられている中性脂肪を分解し、脂肪酸として血液中に送り出す働きを持っています。これによって脂肪は“エネルギーとして使える状態”になり、初めて「燃焼」されていくのです。つまり、脂肪が分解されない限り、いくら体を温めてもその脂肪は減らないままなのです。
では、このホルモン感受性リパーゼを活性化させるにはどうしたら良いか?──それが「筋トレ」なのです。
筋トレを行うと、体内ではアドレナリンや成長ホルモンといったさまざまなホルモンが分泌されます。これらのホルモンは、HSLを刺激してスイッチを入れ、脂肪分解を始める命令を出してくれます。しかも、筋トレ後にはEPOC(運動後過剰酸素消費量)と呼ばれる現象が起き、最大48時間ものあいだ代謝が高い状態が続くため、じっとしているときも脂肪が燃えやすくなるのです。
実は、筋トレは「脂肪を燃やすためのスタートスイッチ」だったのです。
もちろん、体を温めること自体が無意味だということではありません。冷えた状態では血流が悪くなり、酵素の働きも鈍ってしまうため、筋トレや有酸素運動の効率も落ちてしまいます。だからこそ、「温める→筋トレ→分解→燃焼」という一連の流れを意識することが、もっとも脂肪燃焼に効果的なのです。
当サロンで導入している「電磁パルスマシン」は、この流れを効率よく実現できる次世代型の筋トレマシンです。寝たまま筋肉を動かし、深層のインナーマッスルまでアプローチ。関節への負担も少なく、代謝アップと脂肪分解を同時に促してくれます。しかも施術中は体がじんわりと温まり、まさに「温活+筋トレ」の最強コンビネーション。
「温めるだけで脂肪は落ちない」と知ることは、ちょっとショックかもしれません。でも、仕組みを理解すれば、正しい方法で結果に繋げられるのです。
体重だけに振り回されず、「脂肪を減らす」本質に目を向けたケアを、今日からはじめてみませんか? その一歩が、未来のボディラインをつくってくれますよ。